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舞台には「STRANGER ON THE TRAIN」と書かれた大きな幕がかかっています。
これが、始まる時にすごい音量の音楽と一緒にあがっていきます。
ホントに心臓が飛び出るかと思った・・・。
ステージには電車の中らしきセットがあって、それは円形の回り舞台というのかな?
3階だからよく見えるのだけど、円が4つに切ってあって、それぞれにセットが。
ステージには二宮さんが演じるブルーノと内田さんが演じるガイの2人。
ニノちゃんは・・・オールバッグで7・3くらいに分かれてるのかな?
んで、白のスーツ。でも1950年代のアメリカのお話なので、ちょっとダボダボです。
開始5分で狂ってると思わせたら勝ち、みたいなことを言ってましたけど
ホントに最初思ったのは「あぁ、ブルーノはアル中?もしくは依存症」ってこと。
お酒飲んではまくし立てるように喋るのがホントにすごくて。
迫力が・・・
んで、ガイに色んなことを話します。
そこで出てくるのがブルーノが大好きなお母さんと、大嫌いなお父さんの話。
お母さんには・・・ホント、母親という愛情以上のものを持ってるという感じ。
お父さんは・・・私には自分に何も決めさせてくれないとか、譲ってくれないとかいう父親に対する嫌さというより
母親を傷つけて!みたいな男としての嫉妬のようなものを感じました。
んで、結局ガイはすごく気に入られて。
ガイのこともたくさん聞くんですね。
そこで出てきたガイの奥さん。奥さんは浮気をしてるそうで・・・・
そういう話もしてました。
そこで出てきたのが交換殺人。
ブルーノがガイの奥さんを殺すから、ガイは自分のお父さんを殺してくれというもの。
もちろんガイは断るんだけど、ブルーノはかなり必死。
ガイの持ち物の本を隠して、必死にガイを繋ぎとめようとするんだけど
ガイは出ていっちゃいます。
うーん・・・この時点でもう、本当にブルーノが怖かった。
感情の起伏が激しいのはお酒のせいでしょうね。っていうか、もうマジでアル中。
あと、タバコを吸う二宮さんはとってもかっこよかったです。
円形の舞台は動きます。
んで3階の席なので・・・役者さんのはける部分とか、セットを用意してるところとか。
上から見えてしまいました。
これも3階の醍醐味なんでしょうか。
次に印象にあるのは、ブルーノの母親のエルシーとのシーン。
エルシーはものすごくセクシー。マリリンモンローみたいな胸の開いた衣装で。
誰に話してるんだろう?まさか?と思ったら・・・・
その甘い声の先にはニノちゃん。しかも黒のバスローブ1枚!!!
上から見える、そのバスローブの胸元がもう・・・・・(><)
この母親・・・という感じでした。
たくさん彼氏がいるにも関わらず、ブルーノを誰にも渡したくない!っていう感じ。
ブルーノもそれに甘えて、母親がいればそれでいい、みたいな感じ。
何かホントにマザコンのひどい感じ。男女の関係があるのかは分からなかったけど、
でもダンスをしてるシーンはもう・・抱き合って、キスして・・・みたいな。
このまた、抱き合ってるシーンでニノちゃんが上の方を向いてたんですが
そのときに3階の私達の方を向いた瞬間があって。
バチーっと目があった(気がした)んですが・・・・・一瞬もう、体が凍りつきました。
それくらいに怖かった。
あのVS嵐の番協の比じゃないくらいに怖かった。
その後、またガイに電話をかけるんですが、そこでガイの様子が変。
仕事も諦めた・・・など何か異変があることに気付いたブルーノは奥さんのせいだと言い出します。
そんで確信を持って僕が奥さんを殺す!!と意気込むのです。
でもガイは途中で電話、切っちゃっててこのことは知らず。
ガイの奥さんの住む町へ行き、焦りながらも奥さんが遊びにいった遊園地へ行き、
奥さんと一緒にメリーゴーランドに乗り・・・
最後、暗闇の中で奥さんを絞め殺します。
1度息を吹き返して・・・びっくりしてまた戻って絞め殺すんですよね。
このときの黒尽くめのニノちゃんがまたもう・・・怖いのなんの。
その後に、バス停でおじさんに気付かれた?と思うシーンがあるんだけど
大丈夫だったんです。それが分かった瞬間のあのブルーノの笑い声がまた怖い・・・・。
ホントに狂気が隣り合わせ、と言ったような・・・・そんな状態でした。
んで、実はガイには新しい彼女もいて、その彼女と結婚したいみたいで。
でもこのブルーノが殺した奥さんは、自分が浮気してしかも子供もいるのに
お金目当てでガイと別れたくない!と言い張ってたんですね。
だからガイは本当は奥さんのことを心底憎んでいて、出来れば自分で殺してやろうとたくらんでた。
でもまさかそれをブルーノがやってくれるとは・・・みたいな。
新しい彼女アンフォークナーの田舎で過ごしてるときに、奥さんが殺された知らせがきて。
そこでガイも取り調べを受けるんだけど、結局変質者の仕業で終わってしまいます。
そこに来た手紙とベルト。それがブルーノから贈られてきてたもので、
ブルーノが奥さんをホントに殺したことを知ります。
そう!んで、この舞台の舞台っぽい!って思ったことは
手紙のシーンとかで、本人が出てきて手紙を読むってこと。
だからブルーノがガイに宛てた手紙をガイが読むとき、ブルーノが舞台上に出てきてその台詞を言うの。
何か、すごくそういうのがリアルというか、怖いというか。舞台っぽいなぁ~と思いました。
ニュースで変質者による殺人と断定されたことを知ったブルーノは
もうベッドの上でわめいて喜びます。
んで、ガイに手紙を書くけど、ガイからは拒絶を意味する手紙が送られてきて・・・・
ブルーノは「何で!?」という気持ちで・・・・
ベッドに新聞や記事を叩きつけてやぶって泣き叫びます・・・・。
切ない。
結局ね、ブルーノって、ホントに友達とかいなくて、お母さんだけなんだと思うのよ。
もう・・・
んで、ガイに対しては憧れの念を持ってて、初めてお母さん以外の人を好きになったみたいな。
そんな感覚だと思います。
だからガイに対する感情の根底は「好き」からくるもの。
それが分かると・・・・余計に切ないというか。
でも、ガイの立場からしてみたら意味不明というか。殺してくれなんて言ってないし!みたいな。
不思議な心境でしょうね。
でもガイには自由が手に入った。
もう何も気にせずにアンフォークナーとも結婚できるし仕事も出来る!!
そしてガイは仕事で成功を収めるのです。
・・・長くなるので続きはまた今度!!!(><)